ゲームレビュー

真・三国無双3 Empires(KOEI ACT+SLG PS2)※紙様さんの投稿です

無双3をベースに中国統一を目指す「争覇モード」、対人、対CPが楽しめる「競闘モード」
無双3のグラフィック、ボイスを集めた「ビジュアルモード」、そして自由度の増した「エディットモード」で構成されています。

争覇モード
真・三国無双に国取り要素を加えた今作の目玉。
拠点システムや産物システム、戦闘技能、さらに内政コマンドなど新しい試みが多々みられる。

・拠点システム
今までの無双シリーズとの最大の相違点。
マップ中の拠点を奪って領域を広げていきながら戦うというのは斬新でした。
この拠点を攻める順番や侵攻、防衛の駆け引きが今回の戦闘の最重要点であることは間違いないでしょう。
それだけに味方武将に拠点の侵攻、防衛を指示できないのが結構辛かったですね。全員で同じ拠点を攻めて、攻められてる拠点を放置ってパターンも結構ありましたし(笑)

・アイテムの産物化
今回アイテムや武器のレベルアップは全て産物(産業)扱いになりました。
武器は鍛冶産業を興すとその種類の武器がレベルアップ(総合鍛冶のみ全種類の武器がレベルアップ)します。
アイテムも産業が興ると使用可能になります。ただ、アイテムは一度使用すると6ターン(政策によって短く出来る)使用不可能になるので使いどころはしっかりと見極めていきたい。

・戦闘技能
今回戦闘中に武将((政策がなければ)将軍のみ)が「戦闘技能」を使うことがあります。
敵をおびき寄せる「挑発」、一定時間能力が高くなる「鼓舞」「突撃」「鉄壁」「激励」、伏兵を出現させる「伏兵」、伏兵を見破る「天眼」
民が蜂起する「仁兵」、敵を寝返らせる「説得」の計9種類です。
モノによっては戦局を揺さぶりかねない強力な代物ではあるがいかんせん運任せな部分(主にタイミング)が多いような気がしました。
これも味方に指示が与えられればもっとよかっただろうなぁ、と思いました。

・内政
といっても部下(自分含む)の提案する策を採用するだけですけど。
兵力補充から戦場工作までその種類は多岐に渡っています。
政策は必ず2つセットで実行されるので組み合わせを考えるのも重要になります。
いい政策がなければ貯金しておくのも一つの手です。

雑感
とにかく味方への指示が出したかったです。

「おいこら、拠点放っておいてどこ行くんだよ、オマエら」
「あぁぁぁぁぁ、本陣に一人で突っ込むなよ、アホゥ!!」

とかそんな悲鳴がどこからともなく――(笑)
ほんと、どういう基準で戦闘してるんでしょうか、彼らは。

あとは……そうですね。「ギレンの野望」みたいだったらもうちょい面白かったかなぁ、とか思いました(笑)
どれだけ国が増えても侵攻も防衛も全軍で当たれるっていうのにちょっと違和感を覚えたもんで。
一つの地域には将軍1人、準将軍2人まで、とか地域間の移動には1ターンかかるとかあればもうちょい頭使ってプレイできただろうな、と。
今回のシステムだと力押しな部分が多々見えてしまうのでそんなことをふと考えてしまいました。
実際そうなったら普通でもクリアできないかも知んないけど(笑)

まとめ
ハイ、楽しめましたよ。
ただ、作業的な部分があることも否定できないのは確か。変わりばえのない戦いが嫌いな人は結構すぐに飽きてしまうかもしれませんね。
でも人材登用とか侵攻のペースとかはかなり自由がきくので一味変わった戦い方(アイコン武将オンリーとか)なども楽しめます。
無双3が楽しめた人なら一周は間違いなく楽しめると思います。その先が楽しめるかどうかは――人任せ、ですかねぇ。 




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