ゲームレビュー

キン肉マンジェネレーションズ(PS2 バンダイ キャラクターゲーム)

 20歳以上のゲーマーなら誰でも知っていると言っても過言ではない「キン肉マン」。伝説の超人たちの戦いがファンなら感動するデキで再現される

「キン肉マン ジェネレーションズ」

 本作は、GC[キン肉マンII世 伝説超人vs新世代超人」(以下、GC)の続編というかリメイクだる。ゆえに本レビューもGCとの違いを軸にして書いていくことにする。で、ジェネレーションズ(以下、キンジェネ)との違いだが
1)フォール・クソ力の追加
2)キャラの追加
3)ストーリーモード・超人募集モードの削除。団体戦の追加
4)OP・EDデモの変化
5)ロード時間・声優の変更等
 である。

 先ず(1)について、GCでは体力を0にする以外克手段はなかったが、キンジェネではフォール(技によってはそのままフォールに入るものも)でも勝てるようになった・とはいえ、結局体力低くなくてはフォールも決まらないので雰囲気の要素も少なくないが。
「クソ力」は攻撃する&受けるでゲージが溜まりMAXになると発動。キャラによって様々な効果(スピードUPや体力回復、中には無敵になるのまで)が得られる。また、発動中でなくては出せない技もある。
 アクション面については、他はGCと変わらず

(2)では、GCが20人にたいしてキンジェネでは48人。しかも削られたキャラはないというのは素晴らしい。追加キャラは、II世よりI世のキャラが多く、超人タッグ編やオリンピックを再演出来るのは嬉しい。無論、技は新規でタッグ技も追加されている。
 しかし、GCでは可能だった同キャラ対戦ができなくなった為か、やたら姿は違うが殆ど性能が同じというキャラ(ロビンとバラクーダ・ウォーズマンとクロエとか)が多いのは欠点。王位争奪編のキャラが一人もいないのもマイナス

(3)だが、GCのストーリーモードはII世の超人が全盛期の伝説超人に会いに行くという正直大したことなかった内容だが、少なくともプレイの指針にはなった(一応フルボイスで豪華だし)。キンジェネではそれがないため、初心者では何をしていいか分からず、淡々と試合をこなす展開にファン以外は飽きを覚えるかも。ただ、その代わりか、原作での対戦を再現すると試合前にちょっとしたイベントが起こる。
「超人募集モード」とは、色々なパーツや技を組み合わせてオリジナルの超人を作るモード。GCではパーツ&技も少なくイマイチだったが、それ故にキンジェネで技・パーツの豪華な完成版を期待した人も多かったのでは?
「団体戦モード」だが、対戦ツールとしてはともかく、一人用では王位争奪編のキャラがいないキンジェネでは使う意味なし。

(4)に入る、GCではOPが「HUSTLE MUSCLE」、タイトル画面では「キン肉マン Go Fight!」が流れるのだが、キンジェネではその逆。曲にあわせたムービーがあるのはどちらも同じ。デキに関しては甲乙つけ難い。個人的にはII世のOPはノリ良くて好きだが。
 EDは、GCではストーリーモードのみで流れ、I世のキャラだと「肉。2×9・Rock‘n Roll」、II世のキャラだと「恋のMy chop」が流れる。キンジェネでは「団体戦」「トーナメント」の終わりに「炎のキン肉マン」だ。
「炎のキン肉マン」は名曲として人気も高かったから嬉しいところだが、バックに流れるのがキャラの一枚絵というのは寂しい。

(5)を語ることにする。GCとPS2というハードの違いがあるにしても、キンジェネのロードは長い。特にゲーム立ち上げ時の1分近いロード時間にはイラオラさせられる。OPデモは初回1回のみで、オプションで見れるようにしたらどうか?
 後、声優の変更についてだが、故人になったとか(ジェロニモ役の塩沢さん)とかスケジュールの都合もあるから仕方ない・・・が、キン肉マン役が神谷氏でないのは納得いかない。いや、代役の古川登志男氏が下手とかじゃなくて(むしろベテランらしく上手い)、ファンには神谷ヴォイスはデフォなんで。GCでは神谷氏だっただけに残念。

●まとめ
 正直、キンジェネはアクションゲームとしては大味だし、ストーリーモードや練習モードがないなど初心者への配慮が欠けてると良作とは言いがたい・・・が、超人たちの必殺技が格好良く再現されてる(このゲームの必殺技は再現度・カメラアングル・SEの見せ方が上手い。最早「魅せ方」と言っていい)、こ1点だけで(ファンには名作足りえる。
「ファンなら買い」という言葉は、作品にもファンにも軽んずるような響きがある(様に思う)ので、あえて言おう
「ファンこそ買え」




トップへ
戻る
前へ
次へ





SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送