ライトノベル・レビュー

ゼロの使い魔 1〜7巻(ヤマグチノボル イラスト:戸塚エイジ )  new

神様家族を読んだのをきっかけにMF文庫にも手を広げてみようかなと思いました。
んで、見つけたのが「ゼロの使い魔」。
何処で見つけたかって?

……『ツンデレを語る集いinラノベ板』で(オイ)

というわけでこの作品はツンデレヒロイン、ルイズにハァハァする作品なのです!!異存は聞かぬ!!

……えっと、とりあえず王道を踏襲しつつ素直になれない意地っぱりな女の子とのラブコメを楽しむ作品ですよ。
件のスレでも妙に評価が高いです(笑)
まあそれもそのはずだな、と読めばわかります。ルイズがかわいすぎます、チクショー。
一歩一歩距離を縮めていくルイズと才人の姿が微笑ましく(まあ2巻冒頭のアレはただのバカですが(笑))みていて「はふぅ」な気分になります(なんだそりゃw)
また、物語の盛り上げ方が王道ながら非常に上手い。
なかでも2巻後半の喧嘩別れしてから才人が助けに来る流れなんてベタ過ぎるけどそれが非常に心地よく、盛り上がり方が尋常じゃなかったですね。
変な所で見つけたのはアレですが、コイツはオススメの一冊ですよ。
紙様

3巻の感想

ヤマグチノボルの送る魔法使いと使い魔のお話第3巻です。
世界が戦争に向かおうとしている中でもルイズと才人にとっては互いが気になることのほうがよっぽど重大な問題なわけで……

脱いだらすごいは魔法の合言葉

そんなわけで第2巻には全然出番が無かったメイド娘シエスタの大逆襲なのです。
とりあえずのところ「才人→ルイズ」にはワルドという大きな壁があったが2巻のいざこざでその問題は瓦解した。
「ルイズ→才人」のほうはキュルケがちょっかいを出してくるもののキュルケ自体は本気じゃないので当人同士が認め合えばすんなりカップル成立かと思いきやここできっちりと対抗馬が登場するのはまあ、当然っちゃ当然だけど。
かたや素直じゃないけど優しくて可愛らしいツンデレなご主人様。
かたや自分に好意を持ってくれていて家事全般が得意でおまけに脱いだらすごいというメイド娘。
あなたなら三日三晩で答えが出せますか?僕には無理(オイ)
まあ実際問題元の世界へと戻ろうとする才人にしてみればどちらも選ぶわけにはいかないかなったりするわけで。どちらに対しても答えを返してあげられないっていうのは辛いだろうなあ。

それ以外にもゼロ戦VSドラゴンとか伝説の虚無魔法とか色々と見所がありますが、やっぱりゼロの使い魔はルイズと才人の行く末を見守るってのが一番面白いですね〜。
そういや無口で読書好きでそれでいてメガネを外さないメガネっ娘とかいますけど、いかがでしょう、偉い人(マテ)
いや、偉い人違うから(笑)。偉い人ってのは眼鏡界四天王(ゴッドハンド)みたいな人(平野耕太先生とか西川魯介先生とか)であって、私は例えるなら・・・・ハート様クラス?(笑)。でも、とりあえずディモールトベネだと言っておきます。くそぅ、「ゼロいま」読みたくなったじゃねぃかw
紙様

(4巻の感想)

前半はルイズツンデレモード、中盤〜後半はルイズ甘えん坊モードと今回は大きく二つに別れます。
前半はいつも通りなわけですが(穴の中で嫉妬全開になるシーンは笑った)中盤以降、惚れ薬で豹変してからの破壊力がこれまた凄まじい。
すでにヤマグチスレでも被害者が続出しております(笑) 2日前早売りが当たり前なMF文庫Jなのでネタバレ解禁前から壊れた野郎が続出。もちろん僕も壊れた(オイ)
「ぱんつはいてない」とか「裸にシャツ1枚」とか「キスをねだる」とか、ヤマグチノボルは、ヤマグチノボルは神か!?(笑)

お話としてはタバサやアンリエッタ女王の悲しい物語なのですが、ルイズのあまりの破壊力のせいでどうにも印象が薄い。ゴメンよ。
とりあえずアレだ、

「ぱんつはいてない」「2人で一つのマフラー」「セーター服着てクルクル」「裸にシャツ」

とかこの辺がヒットしたら買うべきです(笑)
紙様

5巻の感想

今回は国家ぐるみの陰謀や戦争は控えめ(無いわけではない)
ルイズと仲間達の夏休みのちょっとした物語です。

とりあえず構成としては「ルイズ編」「キュルケ・タバサ編」「アンリエッタ編」で成り立ってる。
ルイズ編はいつものゼロの使い魔。マジでいつも通り。
キュルケ・タバサ編は二人の過去のお話。「一個借り」って言葉に色々とギュッと詰まってます。
アンリエッタ編はアレだ、女王様は僕を萌え殺す気のようです(マテ)

……ってな第5巻でした。
最後だけはちょっと色々あったけれど、それでも今まで走り続けてきたルイズたちにとっては何かと心休まる感じだったのではないでしょうか?
「レコンキスタ」との戦争や才人の帰還方法の探索、これからが大変そうなのでまあたまにはこういうバカなお休みがあってもいいんじゃないかな、と。

……そういや今回デルフが一言も喋ってねえや。
紙様

6巻の感想

ツンデレご主人様と使い魔の物語もついに6冊目。
いよいよトリスタニアとアルビオンは全面戦争に突入しちゃいます。
で、我らがツンデレヒロインルイズは戦争に参加するため実家に許可をもらいに行くわけですが……

「娘さんの実家への挨拶」といえば人生の一大イベント。
そんな中で告白して押し倒した才人はある意味すげえというかいつも通りにバカだな、と。
熱に押し切られて告白しちゃうあたりはかっこいいけど押し倒すのはまずいだろ、オイ(笑)
そしてそんな才人を受け入れるルイズのデレが凶悪というか多分血を吐ける(マテ)
というか歯止めが効かなかったら多分エロノベル突入だよな、あれ。まあヤマグチ先生にとってはそちらも本業ですけど。というかそれでも僕はぜんぜん気にしませんよ?

といった具合に前半はルイズと才人のまあ、いつも通りのドタバタ劇。
で、後半はただの脇キャラかと思われたコルベール先生が大活躍。
本当に何でもないキャラだと思ってただけにここで輝かせるのかって、やられたなって思いましたね。かっこいいぜ、先生。
しかしなんだかんだで最大の理解者であるコルベール先生が退場してしまったことは才人にとってとても大きなことではないかな、と。まだ才人は知らないわけですけど彼が死んだって気づいたらどう思うでしょうね。
異世界への飽くなき興味を求めて才人と一緒に旅する夢を語ってくれたコルベール先生。そして先生がその夢を果たせないことを知らないまま彼の手紙を読む才人。
最後のすれ違いがひどく物悲しく感じられました。

メインはツンデレストーリーだろうけど、戦争も切羽詰ってきたゼロの使い魔。
アニメ化も決まったことだし、続きがますます気になりますね。
紙様

7巻〜銀の降臨祭〜の感想

戦争という極限状態ですれ違うルイズと才人。
価値観の違いがだんだん二人を引き裂いて……
そんな「ゼロの使い魔」、今回の話は結構重いですよ?

戦争は無いし命がけで守る名誉も無い地球出身の才人。
対してハルケギニアの貴族は戦に命を賭けて名誉を守るために命を投げ出す。
それが当たり前の世界だと知ったことにより才人とルイズの距離は微妙に離れていく……

とまあそんなお話。
前回のラスト、コルベール先生が遺言で「命を大切に。戦争には慣れるな」と忠告してすぐのこの展開。
現代日本出身の才人からしてみればそんなことは当たり前だっただろう。
でもハルケギニアの貴族のルイズは違う。無論戦争には慣れていないだろうけど国や名誉のために命を賭ける志を持っている。
ルイズだけじゃなく、この世界の高貴な人間というのは誰しもそういう考えを持っているのだろう。恋人ではなく国を選んだウェールズやアルビオンの貴族などなど。
そしてそうした面々が志に殉じた姿を見てきたから余計才人は戦争に赴く貴族の心がわからなくなっていたに違いない。
まあそれは多分(地球の観念では)正常な反応。で、理解できないからルイズとの間にややこしい勘違いが起きてしまったわけで。
2巻の騒動とは趣の違う、大きな溝が生まれてもう修復もできないのではないかと思われたけど……

でもそこは才人。ひたむきなおバカだけど決めるときは熱く決める。
まるで修羅の刻4巻の雷のごとくルイズを守るためだけに7万の軍勢に単騎で特攻ですよ。
戦争は嫌いで名誉を守るだなんてくだらない。
だけど好きな女のためなら命を賭ける。命を燃やすのは、感情を爆発させるのは世俗や人とのしがらみなんかじゃなくもっと根底にある熱い想い。
才人にとっては戦う理由なんてそんなもんで十分だったんでしょうね、きっと。


しかしデルフ、久々に出番かと思ったら「ネコミミ」を発案するとはさすがに伝説の武具(笑)
紙様




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