ライトノベル・レビュー

神様家族 1〜7巻(桑島由一 イラスト:ヤスダスズヒト)

というわけで3日ほどで読了してしまったライトノベル、「神様家族」です。
MF文庫Jの作品には初めて手を出します。

いや、もう本当にスラスラ読めるのなんの。
内容が薄いとかそうじゃなくて、テンポがいいんですよね。会話の小気味よさとかは阿智作品のそれを想像してもらえば大体近いと思います。
この手のライトノベル特有の濃すぎるキャラたちも爆笑もので特にママさんには何度腹をやられたか……「荒ぶる鷹のポーズ!!」が一番ツボ。

この作品最大の売りはやっぱりテンコと佐間太郎のラブコメでしょう。
いや、「愛ちゃんにボコボコにされる進一がいいんだ」とか「ウルトラクイズをせっせと作る久美子が健気」とかそりゃ人それぞれでしょうが。
むしろ愛ちゃんメインでも僕は全然構わないぞ(笑)
……えっと、それは置いといて。
三歩進んで三歩下がる永久ループと言うかどこまでも話進められまっせなラブコメっつーのはまあアレですが(シャナとは正反対だ)テンコが可愛いので問題無し(オイw)
つか佐間太郎、マジでハッキリしてやれよ。どう考えても話が進まないのは佐間太郎が煮え切らないせいだし。
最近ではそれもちょびっとは改善されてきたみたいだけどま〜だまだ先は長そう。
そうやって考えると無かったことにされた2巻のラスト、あのまま進んでいれば5巻くらいで完結してたかも(笑)
 (紙様

7巻の感想

前巻のラストで神様になるための試験を受けることになった佐間太郎。
晴れて恋人となったテンコと右往左往します。外泊もしちゃうんですよ?

なんか今回はいつも以上に馬鹿ノリが濃かった気がする。いつもこうだっけ?
特に「神様家族 完」はサイコー。バカすぎるだろ、アレは。
でも馬鹿なことをやりつつも本筋もきっちり通すわけで。佐間太郎とテンコの一大決心が「世界」を変えちゃったり。
しかしまあ、この「世界」ってのが厄介なわけで。今回は今まで以上に観念的な造りだったかなって思いましたね。

結局佐間太郎は試験をパスするものの神様としてではなく人間として生きる道を選択するわけです。
佐間太郎本人は「人を助けるのが性に合わない」って言ってましたが、この「人助け」の重さ、難しさに本当の意味で気がつくことができたからではないかと思います。
神様は万能でなんでもできるような気がするけどそれは神様自身の世界の話で、神様の力があったとしても個人の世界を救うのは容易ではない。個人個人が「世界」を持つのだとしたら人助けとは個人の世界を救うことに他ならず、そりゃ重くて当然というわけで。
佐間太郎はまだまだ自分がそんなことをできるような器ではないって内心思っていたのかもしれませんね。

と、まあそんなこんなで「人間」の世界へと旅立っていった佐間太郎。
ともすればこの7巻でおしまいな展開ですがどうやらまだ続くようで。
パパさんが元人間でありながら神様になれたという実例がある以上佐間太郎の神様世界へのカムバックの可能性はあるわけですが、どうなんでしょうね、これ。
はたまた佐間太郎の世界を作ってしまうのか?
どっちにしろ8巻が一つの山になりそう。終わるにしても終わらないにしても。
 (紙様




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