ライトノベル・レビュー

愛と哀しみのエスパーマン(秋田禎信 イラスト:渡真仁)

地球の平和を守るため今日も今日とてネガティブに。
世界征服とかあんまし関係ないけどそれでも戦えエスパーマン。
「魔術師オーフェン」「エンジェルハウリング」の秋田禎信の最新作。今度は軽く笑えるコメディーですよ。
あとあれだ、書下ろしとかは無いです。

というかあれだ、あとがきサイコー。
秋田先生の熱い特撮トークは我らの心を揺り動かす。
つかダッカーとか真面目に語られても困りますよ(笑)

ってなわけでエスパーマン。
ひょんなことから超能力に目覚めた王子悟と彼を取り巻く変な人たちの物語。
要するにいつもの秋田作品ですよ(笑)
しかしまあ、無謀編ほどアクの強い人物は出てきません……いや、金郷地とサイバーブレイン大ちゃんはあまりにもアレなキャラでしたが。

とにもかくにも、秋田先生自身「軽い話がやりたい」ということで始めたのであれこれ考えて読む必要はナシ。
独特の秋田節によるボケとボケとボケですよ(そういやツッコミのキャラが薄いなあ、今回)
秋田節ばっかしは読んで体験してもらうほかないわけでつまりは読めということですが。
ページ数もそれほど多くないし中途半端に時間が余ったときにでもどうですか?
……これって勧めてることになるんだろうか?(笑)

主人公の悟君はツッコミ役ながらも周りのキャラの濃さに圧倒されて少々影が薄い。
「オーフェン」なんかだと主人公であるオーフェンも相当なやつだったので周りに飲まれることはなかったんですが、悟君は普通に普通なやつだったのでそういう憂き目に。
しかしまあ、秋田作品で普通なやつに生まれたってのはある意味稀有であり特殊なステータスか?(笑)

軽く、短めをコンセプトに生まれたエスパーマンですができればもうちょい読みたいな、と思いました。
いやね、悟君と金郷地よりも愛と佐恵と大ちゃんのほうメインで(笑)
個人的にエスパー戦隊と愛たちが素顔で出会う話が読みたいですね、ええ。大ちゃんは無理ですが。
紙様




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