ライトノベル・レビュー

ある日、爆弾がおちてきて(古橋秀之 イラスト:緋賀ゆかり)

 暴力とセックスなんつうどこぞのロックバンドのようなラノベ書かせたら右に出るものはいないという古橋先生(褒め言葉・・・のつもり。いやタツモリ家とかは別にそんなことはないんですが)の新作。ということで、いつものようにやり過ぎともいえる破壊描写とか燃える戦闘シーンとか萌える触手(マテ)とか出るかと思いきや、普通のボーイミーツガールだったりして驚き。何があった古橋先生。

 本作は電撃hpに連載された連作をまとめたもの。テーマが「普通の男の子と普通じゃない女の子の出会いの物語」だそうで、確かに出てくる女の子は一癖あるものばかり、具体的には過去の人だったり神様だったり爆弾だったり。後書き見るまで気付かなかったんですが、所謂SF時間モノのバリエーションだったり。ただ、SFといっても大上段に「本格的SF」というんじゃなくて、藤子F先生いうところのSF(すこしふしぎ)テイスト。ちょっと変わったラブコメとして楽しめる、傑作というほどではないけど妙に心に残る佳作というところでしょうか。

 んで、「日本一の触手者」はいつになったら文庫化されるんですかね?(マテ)




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