ライトノベル・レビュー
ヴぁんぷ! 2・3巻 (成田良悟 イラスト:エナミカツミ) |
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前後編
やってくれたぜ成田の野郎!!(マテ)
8月に「ヴぁんぷ!」出すと思ったらそういうことかぁ!!
成田作品特有の多視点ストーリーで今回も綴られます。今回は「スイカ吸血鬼」ヴァルと「食鬼人」ルーディを中心にお話が進みます。
「デュラララ!!」ほど尖った連中が出てくるわけではないですけど、素で人外魔境な連中(つか9割近くが人間じゃないし)がたくさん出てくるので奇天烈な成田節は「ヴぁんぷ!」でも健在。
それでも「人格的に」まともな連中が多い分人間じゃないのに「デュラララ!!」よりもいくぶんかましな話に見えてしまう罠(笑)
人外魔境なキャラクターたちが「祭り」という舞台に集結する。一体どんな「バカ騒ぎ」を繰り広げるのか?
「バッカーノ!」と「デュラララ!!」と「がるぐる!(仮)」もがんばって書きながら「ヴぁんぷ!」もがんばる成田先生の明日はどっちだ!?
おかゆ先生なら3日で死んでるぞ(マテ)
(紙様)
(3巻の感想)
えっと、キャラ多くない?(笑)
そんな「ヴぁんぷ!」、キャラを思い出しながら読んだりしたのでちょいと手間がかかったり。
や、新キャラはそう多くなんですけど、基本的に成田作品って死んだりとかでキャラが退場ってのが無いから巻を重ねるごとに増えてってそれは大変だよな、と。
でもクセのある連中ばっかりなんでキャラ被りとかでは困りませんけど。
終わってみればちょいとしたインフレ合戦というか。
人外シリーズなので他のシリーズに比べるとパワーバランスのタガが外れやすいんですよね、「ヴぁんぷ!」は。
成田先生自身少年漫画好きなのを公言してるし、こういう展開は好きなんだろうけどこれからバトル展開になるとかなりえらいことになりそうですよ?
お話としては報われた少年と報われなかった少年で真っ二つですね。ヴァルサイドは和んだりも出来ましたがルーディサイドはもうだめぽ(笑)
しかし妄執というか、執拗な愛が好きですよねえ、成田先生。海賊本だけじゃなくて本編も最終的にデュラララとつなげてみたら面白いかもしんない。
……言うだけなら簡単ですが(笑)
(紙様)
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