ライトノベル・レビュー
白人萌乃と世界の危機 1・2巻(七月隆文 イラスト:しろ) |
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一体ナニがあったんですか、七月先生!?
う〜ん、なんつーか変
おバカとかじゃなくてひたすら変です。
あらすじだって『変人が出て変人が出て……(中略)……変人が出て……(また中略)……●●●●が途中で入って(オイw)……(中略)……変人が出る話』で要約できますもん。
みんな頭のネジが一本ぐらい外れてて、その中に(比較的)まともなヒロインという構図だから変さ加減が余計に助長されているというかなんというか。
七月先生が「ギャグやりたい」って書いた作品だけあって妙にテンションが高くて全編通してボケとツッコミでまともな部分がほとんどないなんかある意味すげぇ作品に仕上がっています。
こりゃ担当さんも苦い顔するわけだわ(笑)
関係ないけど(とは言えないけど)あとがきが最高でした。めっさ笑った。
あと
ってなわけでタツマキ起こすほど怒る必要はないぞ、なっちゃん(笑)
君のあのイラストにはきっと特殊な層からの需要がうわなにをするはなせsどいgひ
(音信不通)
あ〜、あと巻末に載っているおまけページ(何のことか知りたい諸兄は買って確認してください。七月先生のために!!)に行ってきました。
……本当にス●ルで検索されたらどないするんだろうか?(笑)
(紙様)
(2巻の感想)
一番目のネタは「続いたこと」
二番目のネタは「257ページなのに661円(税込)なこと」
そんな「白人萠乃」の第2巻です。
う〜ん、なんだかなあ。
そんな読後感でした。
多分一発モノだったらここまで変な気分にはならなかったと思うんですよ。なまじ続いちゃったから良くなかったと思うわけで。
そもそもあの馬鹿話は続かせるんじゃなくて一つの話として終わらせるべきだったと僕は思うんです。妙なハイテンションも編集さんや印刷業者さんも巻き込んだネタ作りも一発だから許容できるわけで、続くとなるとどうも「痛さ」が先行している様に思えてならないのです。
やっぱり「Astral」が真の七月先生の姿だと信じたいわけですよ、僕としては。いくら本人がチャレンジしたいからと言っても、ここまでノリが合わない作風だとちょっと悲しいものがありますねえ。
ツボの違い、かも知れませんが同じような電波作品として「ドクロちゃん」と比べてみると僕はドクロちゃんの方に軍配を上げます。
笑いの質の問題だと思うんです。「ドクロちゃん」は読んでると自然に笑えてくるんですよ。でも「白人萠乃」だと読んでて「ここが笑う所」ってのがわかってしまうんです。
そりゃおかゆ先生だって(一応は)計算して書いてるんでしょうけど、こと電波ギャグにおいての天性の差みたいなものを感じてしまいました。
いやまあ、七月先生のギャグだって全く面白いわけではないんですけど、やっぱりしっくりこないと感じました。
(紙様)
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