ライトノベル・レビュー

キーリ 4〜6巻(壁井ユカコ イラスト:田上俊介 )

 性格はヘタレだが、身体能力がヘタレじゃない(不死人ゆえ)んで、ヘタレのオーバースキル「逆切れ」時が厄介なハーヴェイ(何か某種の主人公を思い出しますが)と、1巻の頃はシャクティ初期型クラスだったが4巻では後期型クラスへと迷惑度がアップしたキーリとが織り成す人間台風騒動(片方は人間じゃないですが)。
 個人的にはメインでない幽霊話が好きなんですが。3巻ほどハーヴェイがヘタれてないんで持ち直した感じ。まあ結構終わりは予想できる話です。
(はろmk−II)


5巻の感想
いつの間にキーリはラブコメになったんですか!?

 つか、何かこの巻は妙にキーリとハーヴェイがラブってコメってやがりますよ?何か昔の淡々とした幽霊話はどこ行ったんでしょうか?いや、ラブコメは好きだから「これはこれで」とか思わないでもないですが。

 てなわけで、少しずつ話が展開してます・・・が、個人的にはストーリー展開が読めるしそれ程面白いものじゃなあいからどうでもいいかなとか。後、残り2巻くらいでしょうか?正直、惰性で追っかけてる気が無きにしも非ず。

 つか、キーリってアホですよね?と言ってやりたい、誰にとも無く。それなりに下町暮らしも長いのに、自分が女性ってことを忘れて軽はずみな行動しすぎる。電撃文庫だから助かってるけど、これが仏国文庫だったら・・・(←例が極端です)。あ、でも秋山先生だったら容赦なくヤってるね(オイ)

 後、読んでて感じたよしなしごとを
・兵長のイラストが初めて(多分)公開されましたが、あまりに漢らしくて惚れそうです(オイ)
・ハーヴェイのキーリ評「いや、16ってのは微妙だろ?」
いや、微妙じゃないから!それ以上だといかん、つか、それ以下がいい、ッて声もあるから!!
いや私じゃないですよ?・・・何故そんな目で見る?
(はろmk−II)


6巻の感想

今回は珍しくアクションシーンは満載だわ、展開は盛り上がるはで今までで一番面白かったです。テンション低めのダラダラ展開(先生本人曰く)の鬱憤を晴らすために書いたんでしょうか?(笑)

 つか、1巻では単にイヤなヤツだったヨアヒムが、妙にキャラ立ってきました。先生も後書きで書いてますが、ヨアヒム出てくるところはノリノリです。やっぱメインの登場キャラ(兵長除く)がテンション低く気難しく腰が重いから、こういうヤツが引っ掻き回さないと話が進まないよなぁ(笑)。
 幼馴染で、昔は仲が良かったが今は悪いという愛憎入り混じったヨアヒムとハーヴェイの関係は(ある意味)キーリよりも深く、何というか腐女子なら801小説書きまくれるくらいのものがあります(マテ)。つか、キーリやばいよヒロインの座を奪われるよ。

 それはともかく、派手なアクションに心が踊り、ハーヴェイの過去話では心に響く本作。1巻以来久しぶりに面白い内容でした。終わりの展開からすると後2・3巻は続くのかなぁ。しかし、ラストは
「ハーヴェイには(霊として)いつでも会えるから」
 とかなるんだろうか?

 そういや、巻末にイラストの田上先生のキーリ漫画が載ってます。電撃HPだかどこかからの転載だとか。本編よりもラブコメチックでキーリ(とくに裏)が妙に可愛かったです(笑)
(はろmk−II)




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