ライトノベル・レビュー
想いはいつも線香花火 1・2巻(一色銀河 イラスト:ゆい ) new |
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とりあえず注目。
イラスト:ゆい
1988年生まれの広島県民。上京を夢見て絵を描く女子高生。
正直ビックリしました。電撃もどうやってこんな人材を見つけ出すんでしょうか?
さて、本編ですが……
縞パンツで微エロなことくらいしか語ることがありません。
いや、ちょっと前にこういうスタンスの作品を批判していた身としてはなんですが、まあたまには「萌え分」も吸収しないと人体に悪いですからねぇ(オイw)
まあ良くも悪くもまとまってはいたんで続編とか出たら手を出すかな〜って感じ。
次はブルーの縞パンツでお願いします(最低)
(紙様)
内容は、どこに出しても恥ずかしくない主人公(但しエロゲ限定)と、どこに出ても歓迎される巫女巫女三姉妹(ギャルゲまで含む。DCならパンチラもOKだ←マテ)が繰り広げる寸止めエロゲストーリーということに尽きるかと。
ただ、文章は平明で読みやすく、ラブコメ風ドタバタは楽しく、それなりに起伏のある展開なんで読んで損したと思うようなことはないと思います。話としては、最弱主人公が最終奥義を身に付けて終わりなのかもしれませんが、どちらかと言うと、戦略尽くして戦う(卑怯なことやりたい放題ともいうw)方が好きなんで、主人公はあまり強くなってほしくないなぁと(笑)
ただ、難点もあって、それは話じゃなくて絵。イラストのゆい嬢(プロフィールよると女子高生らしいんで)は、通常のシーンを描くのは問題ない、むしろベネといえます。特にしましまとか縞々とかシマシマとか(オイ)。でも戦闘やそれに類するシーンでは迫力に欠ける。それもかなり致命的に。特にP119の掌底の絵。アレは掌底じゃなくてただの張り手だろうと。戦闘というか格闘のシーンは本文で結構な割合を締め、文章見る限り、作者も中々詳しいし戦闘の文章のテンポも良いだけに残念。
(はろmk−II)
(2巻の感想)
え〜、ノリ的には前回と一緒。
でも「しましま」が無いので減点。
いや、あるにはあったんですよ、しましま。でも挿絵付きじゃありませんでした。
ちょっと死んでくる(マテ)
変態トリックスターナベキュウの出番が少ないせいで話は前回よりはストレートでした。
まあ、この作品には王道ラブコメ以上のものは……あとしましま以外は求めてないんで可もなく不可もなく、かな。
やっぱりしましまがあるのとないとじゃ読後感が全然違うね、ふぅ。
(紙様)
1巻から結構間が空いたので読みながら話を思い出してた「想いはいつも線香花火」の2巻。とりあえず言いたいのは
シマシマのイラストねえぞゴルァ!!
イラストの破壊力は勿論、現役女子高生が編集部の「しまパン描け」というセクハラ的要求に対して顔を赤くしながら嫌々描いている桜庭コハル先生を髣髴とさせるところが良かった、というかそんな妄想抱く私は死んでいい。後、桜庭先生の話はフィクションであり(以下略。もう消えてますがヤマカムさんの記事より)。とにかくこれでは我が風雲再起は満足しませんし、当方は赤く萌えないと言っておきます。
あ、イラスト自体は前巻の様に動きが感じられない構図などもなく良かったです。ゆい嬢の腕が上がったのでしょう(左偉そう)
んで、今回は(も?)長編というより中篇×3という趣。前回の様にバトルがあるわけでもなく(頭脳派、というかややセコイ?な主人公の戦い方は結構好きだったのだが)マッタリとしたラブコメ。例えるならラムちゃんがツンデレな「うる星やつら」といったところか。つか、ラム視点だとあたるがツンデレだよなぁ、どうでもいいけど。
そんなゆるゆるな展開ですが、普段アホだがやる時はやる主人公とか、いつも強気のワリには意外と根性無い(というか自分に自信の無い)ヒロインとか、各キャラの新城を丁寧に書いてるところは非常に好感が持てます。ただ、ちょっと苦言を呈せばマメ知識、今風に言えばトリビアが多すぎて展開を阻害してる部分も少々。トリビア自体は「良く調べたなぁ」と思うくらい細かいんですが、頻繁に挟まるとどーも。まあ私の場合
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ヽ、メ、〉 r〜〜ー-、__ ________________
∠イ\) ムヘ._ ノ |
⊥_ ┣=レヘ、_ 了 | え〜い、トリビアはいい、
-‐''「 _  ̄`' ┐ ム _..-┴へ < シマシマを映せシマシマを
| |r、  ̄ ̄`l Uヽ レ⌒', ヽ. | 編集部は何をやっている!
(三 |`iー、 | ト、_ソ } ヽ |
| |`'ー、_ `'ー-‐' .イ `、  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | `ー、 ∠.-ヽ ',
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なんでアテになりませんが(笑)
余談
こーいうのをペダンチックというそうです(独り言以外の何か(仮)さんの記事によると)
例えば、セブンのペダン星人はペダンチックから由来している、とか、彼の操る日本初の合体ロボ・キングジョーはシナリオの金城哲夫氏の名前から取ってるとか。後、キングジョーの分離形態の頭部はときメモ2の白雪さんの髪型に影響与えてるとか。いや、キングジョー=金城以外はあやしいというか、最後のはウソですが。
後、巻末の広告が無かったのは何ででしょう?シャナも少ないから人気がある=広告多いというわけではなさそうだし。予算削減により少なくしたとかか?
(はろmk−II)
_,..----、_
/ ,r ̄\!!;へ
/〃/ 、 , ;i 諸君らの愛してくれたしましまは死んだ!!
i,__ i ‐=・ァj,ir=・゙) 何故だ!!
lk i.l /',!゙i\ i
゙iヾ,. ,..-ニ_ /
Y ト、 ト-:=┘i
l ! \__j'.l
」-ゝr―‐==;十i _,r--――、
.ト、.j.!レ' ̄三! >ーr‐r‐r‐< _,.r<"「 l_____
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∧ ト-'‐'"三へ>ト-‐'"~ ゙i / \\(_.人 ヽ._ ヽ
レ'へ._ノi 「 \ ゙l //./",「 ̄/ / / ヽ-ゝ. \ /
レ'// .l l ! ! i/./ ./ / / / ,( \ ノハ
レ'/ .! ! i ゙'!  ̄ ∠, / ヽ._ ,ター '",〈 !
/゙" ,r'" .l‐=ニ゙,「l ! 「 ̄!. /./ ー==' .l.ト、. -‐'"/!.ト,
/ .ト- ゙ー―┘!└‐'='-‐" ヽ._/ 、 トミ、 ̄ ̄._ノノli\
ボウヤだからでしょうか?とまあ、そんなこんなでパンツがないですよ。いや、文中ではあるんだけど(むしろ白だのいちごだのはいてないだのと豊富)イラストが。ラノベとはイラストと文章で魅せる総合娯楽ではないのか!?なかったのか!?(←2度もいうな)。潤いが、ぱんつという名の潤いが足りなくて私の心は人情空っ風であり東京砂漠。
いや、このままでは「ぱんつない」だけで終わるんで普通の感想に移ると、物語の起承転結における「転」の話というところでしょうか。まあ、3話がそうなだけで、他のは今までと変わらないまったりしたラブコメ話なんですが(別に悪いと言うわけではないというかむしろかなり好き)。
双子姉妹の微妙な三角関係から、能力以外は美風とコンパチと言っていいスペック(身体能力〜貧乳含む)の唯子が出てきて明確な四角関係になったわけですな。性格はアレだが微妙にいじらしい唯子の話もすこしくらい見てみたい気もしますが。
しかし、この唯子といいシャナといいルイズ(ゼロの使い魔)といい「異能を持つラノベヒロインは貧乳」という洗濯板鉄壁の掟でもあるんでしょうか?
(はろmk−II)
ついに本文からも消えたしましま。一体何を楽しみにしたら……ッ!!
そんな「想いはいつも線香花火」も第3巻。第4巻出るまでに「現役女子高生絵師」の肩書きが無くなったらどうしましょう?
今回は美風、美空との関係が進展してさらにツンデレ板乳娘まで登場。
さらには色々と伏線も提示されて次巻で終わりということもあり何かと気になる内容でした。
でもね、しましまがね……_| ̄|○
と全国1000万の線香花火ファンが待ち望んだしましまはありませんでした。
なんだろう、心にぽっかりと穴が開いたような(大げさなw)
しかしまあキスを思い出して真っ赤になる美風とか唯子にやきもち妬く美空とか、ラブコメ部分はいつも通りのノリでなんだかんだでこなれてきたかな、と。
次で最後らしいですけどこういう空気は最後まであってほしいですね。
無駄にシリアス行きの伏線とかあるんでちと心配ですけど。
まあさすがにレジンキャストミルクほど裏切りはしないと思いますが(笑)
(紙様)
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