ゲームレビュー

転生学園幻蒼録(アスミック PS2 学園伝奇恋愛SLG)

そもそも、このゲームが気になったのは同じ会社(アスミック)が出した「東京魔人学園」(以下、魔人)と似たシステムだったからです。ただ、製作が違う(魔人は「SHOUT!DESIGNWORKS」。本作は・・・ドコなんでしょ?アスミック自身かな?)からどうかな?とは思ってたんですが・・・

●システム
魔人と一緒でごく普通のSLG+RPGとADVを組み合わせたもの。早い話サクラ大戦あたりを想像してくれればOK。
ADVでは主人公のセリフが一切無く、感情を入力(「友」とか「愛」とか「悲」とか)することで会話をしていく(これも魔人と同じの特徴)。
中々面白いシステムですが、自分の感情を入力したつもりでも、的外れな反応返ってくることも。魔人でもそういう面があったが、今作ではそれが目立つような・・・。お陰で、所々でやや電波チックな会話があります。

SLG・Rの部分は特に可も無く不可も無く。ただ、超絶に簡単です。主人公一人でもクリアできるんじゃないか?ってくらい。まあ、魔人でもそうでしたが、基本的に戦闘はオマケと考えるのが正しいかも。

●シナリオ
学園伝奇モノということで、普段は平凡な高校生だが、それは世を忍ぶ仮の姿。実は妖怪(この作品では妖魔)退治もやってます、てな感じ。そこに、主人公の宿命やら、この国の運命やらを絡ませてます。

まあ、基本的なストーリーは問題ないんですが(結構どうでもいいし(マテ))、問題は、話数の少なさ。魔人でもそうでしたが、この手の話は
「ストーリーの根幹に関するイベント」
「学園生活のイベント(体育祭とか)」
「個々の仲間とのイベント(俗に言う恋愛イベントですな)」
の3つから成り立ってるんですが、転生では12話しかないワリに、全部詰め込もうとしてるかなり凝縮されてます。特に、11話のムリヤリ詰め込みました感は微笑ましいです(?)
つか、基本的に話足りなすぎ(最低でも後5話は欲しいところ)。お陰で上の3つのどれも中途半端になってます。ところで、クリア後もやや謎が残ってるのは続編への引きですかね?(←誰に言ってる)

一応、それぞれにシナリオ評価するなら
「主なストーリー」
詰め込みすぎにも関わらず謎が残ってるのは・・・。とある重要人物がいなくなってからの展開は結構好きですが・・・何か主要キャラ死んだ後に(ちょっとの間)盛り上がったSEEDみたいだな(ヲイ)
「学園生活のイベント」
 試験だの体育祭の修学旅行だの合宿だのとコレに関しては、結構網羅してます。無いのは学園祭くらいか。
ただ、これは他のストーリーでも言えるけど尺が短い。もうちょっとじっくり描いてくれた方が話もキャラも引き立つと思う
「個々のキャライベント」
少ない。各キャラ2・3個(少ないのは1個とかも)くらい。イベント自体は特筆するところナシ。ただ、この程度のイベントで好感度上がってると思うと・・

●その他雑感
グラフィックに関しては、ややキャラの絵に固さが見られるがいいと思う。特に背景は美しい(戦闘ではそうでもないけど)。
システム面では、ロード時間は問題なく早い。ただ、ゲーム開始時のカーソルが「続きから」になってないとか、ADVモードで移動先に誰がいるか分からないとか、スキップが遅いとか、微妙なのも
後、前にも雑記で書きましたが、世界観からとかで狙ってやってるのかもしれませんが、妙にセリフ回しが時代がかってるのは・・・。
 後、12話で13時間くらいとボリュームも無いです。
あ〜、キャラについて書いてないのは判断材料(イベント)が少ないから。一応書くならこういうゲームの基本的なキャラは一通り揃ってます。

●まとめ
魔人学園の続編的ソフトってことで期待してたんですが、開発が違うのは大きかったようでやや(かなり?)期待外れのソフト。スパロボはウィンキーが抜けても面白かったのに(関係なし)。
 もうちょっとストーリー面に時間をかければ、良い作品に成ったのではないかと思える面もあるので
 この引きだと続編作るかもしれませんが、次は購入するか微妙




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